道中あれこれ | 第18回行橋別府100キロウォーク初参加 

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第1チェックポイントまで(所要時間:7時間54分)

事前に「お互いのことは気にせずに自分のペースで歩く」と決めていたので、スタート直後に夫と離れ離れになったのは想定内です。

スタートと同時に雨が降ってきました。河川敷でポンチョを着て、足首に雨よけのカバーをつけ、で靴が濡れないようにビニールを巻きます。

今川沈下橋と砂浜から上がる階段のとこでは渋滞。事前情報通り!

15キロ地点の100円飲料のところでジュースを買おうと思っていたのですが、遅かったのかもう撤収作業していたので買えず残念。ここまで自販機の水やスポーツドリンクはことごとく売り切れていたので、多めに水分を持てばよかったかなと思いました。

10号線に出るとようやくスーパー、コンビニ、ドラッグストアがあります。私はここでドラッグストアに寄ってフェルビナククリームを購入。出発前に足指に巻いたテーピングが痛くてここで取ってしまいました。事前練習ではテープなしで歩いていたので、やはり本番で慣れないことをするものではないと痛感!クリームを足裏に塗って再出発です。

その先のセブンにも寄っておにぎりなど食料を補充します。

そこから先はチェックポイントまで休まずひたすら歩き続けました。音楽を聴きながら歩いたので、なんだかハイテンションでどんどん歩けます。

狭い歩道にたくさんの参加者がいるので、追い越しはなかなか思ったようにできません。信号待ちを利用して集団の先頭に出て。。。の繰り返し。

雨で余計に視野も狭くなているので、前方に注意しながら追い越していく人の邪魔にならないように歩きます。

中津手前で夫の状況確認すると近くにいるということなので、合流して一緒に第1チェックポイントへ。

雨だったのでテントの用意があり、皆さんここで座って足回りのメンテンスをしていました。

私たち夫婦も座って一休みしていたら、カメラマンさんが来て写真を撮ってくれました。この後またバラバラになったので、ここで撮ってもらった写真が最初で最後の2ショット写真です。

濡れた靴下を履き替え、クリームを塗ったり、靴のビニールカバーを替えたり。そしてここで初めて痛み止めを飲みました。

足は痛いけどまだまだ体は元気!出発前にスポーツドリンクを補充し、バナナと梅干をもらって第2チェックポイントへ向かいます。

第2チェックポイントへ(所要時間:7時間1分)

40キロ地点TOTOサニテクト中津工場で温かいお茶をいただき、夫はトイレへ。

その先の土屋農園の梨もおいしくいただいて、宇佐を目指します。

ここからが長い!事前情報で長いとは聞いていたけどこんなにしんどいとは!雨も止まず、テンション下がりまくりです。

宇佐市に入り夫とはまた離れ離れに。ジョイフルのスープ以降は一人で黙々と歩く旅。

宇佐神宮へ向かうゆるい坂道。道沿いにある会社の軒下やガソリンスタンドなどにゴロゴロ人が転がっています。雨も止んでないので、雨を避けられるところには人人人・・・。

私はここで休んだらもうダメになると思い、音楽のリズムに合わせて足を前へ前へ進めていきました。幸い体は疲労感はあるものの、ウォーカーズハイ(?)は保ったまま。

宇佐神宮前に到着!真っ暗だからよくわからなかったけど、歩きながら「無事完歩しますように」と心の中で手を合わせました。

途中ローソンでおにぎりを2つ購入。お腹は減ってなかったので食べなくてもいいかなと思ったのですが、事前の情報収集では食べると歩ける!とあったので無理やり食べました。確かに!なんか力が出る気がする!BCAAも忘れずに飲みます。

この時点で夫は時間切れでリタイアしたと連絡がありました。お疲れ!よく頑張ったよ!

私はこのままもりもり歩いてやっと第2チェックポイントへ到着。結構寒くなってきてます。

着いてすぐ「あと40分くらいで最後尾が来ますよー」とアナウンスがあり、急いで足のメンテナンスをしました。

ここで靴のインソールを外して、もともと靴についていたインソールだけ(取り外しできないタイプだったので、インソール2枚重ねにしていた)にしました。この先は難関の立石峠、七曲、赤松峠が待っているので、靴の中を乾いた状態にして出発できたのは良かったと思います。そして上着を着て寒かったのでカイロを一つ開けました。

だいぶ不安な道のりですが、スタッフさんの「行けるとこまでがんばって!」という声に押され、次のチェックポイント目指し歩き始めます。

第3チェックポイントへ(所要時間:7時間3分)

もうこの辺は記憶があまりないです。

ざっくり言うと立石峠の途中で朝日を見て、七曲では「あれ、事前情報だとみんなこの辺暗いうちに歩いてたけどな」という印象しかなく、赤松峠は「無・・・」です。

リタイア者を運ぶバスが何度も横を通り過ぎるので「私も乗って楽になりたい。。。」という思いがあふれ、山香の休憩所ではリタイアのテント前まで行きました。でもギリギリの所で思いとどまり「とりあえず噂の七曲を見てからリタイアしよう」と歩を進めたらなんとか歩けたので、そのまま日出まで向かったのでした。山香のぜんざいは食べる余裕なし。

七曲りは杖を借りて少しずつ。距離はそこまでないものの、ハードな山道は足にキます。下りは下りでまたしんどい!

ここで足に変化あり、足裏の猛烈な痒み、足全体を地面に着くたびズゥーンと鈍い痛みが強くなってきています。辛すぎ・・・。

ヘロヘロよれよれのままどうにか日出へ到着。

日出チェックポイントでは医師や看護師さんがいて足を診てもらいましたが、こんだけ歩いたんだから痛いのは当然やなーとのこと。(もしかしたら骨座礁かもね〜とさらっと言われる)幸い、この時点で両足に肉刺はできておらず、足裏の痒みは我慢できる!骨に異常なし!と言い聞かせ痛み止めを飲んで再出発しました。

ゴールへ(所要時間:3時間47分)

100キロの中で一番きつかったのがこの道のり。七曲りのキツさとか屁です。

あと13キロ!あと少しやん!と思っていたし、周りからも「あと少しよ!」と声援をいただき、すぐそこのつもりで出発したらとんでもなかったです。

海沿いをずーーーーっとまっすぐ別府に向かって歩くのが死ぬほどきつい。

別府湾ロイヤルホテルを通過した所で、もう別府に入ったやろと思ったらなんとまだ日出町だった時の衝撃!!別府に裏切られた気分で初めて道端に座り込んでしまいました。

気力・体力・足の痛み・痒みもピークで歩幅が10センチくらいしか出ないから全然進まない。

そして歩いても歩いても変わらない景色にうんざり。音楽を聴いて気分を上げようにも充電が切れているので気分転換もできず。

ただただ一歩一歩足を前に出す作業を繰り返すだけ。5キロ地点から「あと◯km」と1kmごとにある看板を見るとイライラしてしまうほど心が病んでます。

信号で止まった時、横にいたウォーカーさんから「ゴールで写真撮られるから、今のうちに顔とか服とか整えといたほうがいいですよ」と言われるも、そんな気力あるわけもなく・・・。力のない愛想笑いを返すのが精一杯でした。一応ザックにはアイブロウペンシルを入れといたんですけどね。

そして幻想かと思ってたゴールが目の前に見えた時、先にリタイアしていた夫が石段のとこに座っている!!!

やっとやっとやっとゴーーールーーー!

なんと!!ギリギリの!!!25時間45分25秒でした!!!!

どっかで長めのトイレしてたら、一眠りしてたら、休憩が多かったら!ちょっとずつ時間ロスしてたらアウトなタイム。あぶねー!

無事完歩証とピンバッジをいただくことができました。

歩き終わった後、夫が私の手を見て「ドラえもんの手みたい!」と。確かに、手がパンパンで弾けそうな感じ。腕を振らずに手を下ろしてトボトボ歩いてたからめちゃくちゃむくんでしまった!

ゴール後、もう歩かなくていいという思いでホッとしたけど、移動はやっぱり徒歩しかないので預けた荷物を受け取りによちよち歩き、トイレに行ったら和式しか空いてなくてトイレを諦めタクシー乗り場まで戻り、ゲストハウスに着いたらエレーベーターのない宿で3階の部屋まで階段で上がるという地獄。しかもまたトイレが和式!

ここに来て完歩後の行動計画も頭に入れとかないと足が死ぬなと思いました。

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100キロウォークの足の痛みにはカウンターペインがオススメです。

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