試験対策
試験内容は学科が国語と数学。どちらも中学卒業程度のレベルということでした。そのあとに面接があります。
面接は特に問題ではなかったのですが、問題は学科試験でした。
過去問などの情報もなく、訓練校側からも試験に関する問い合せは受け付けておらず、ハローワークの窓口でも、試験に関する詳しいことはわからないとのこと。
周りに訓練校へ行った人もいないので、とりあえず一通り参考書を解いてみるしかありません。
数学がわからない問題
中学程度といえども普段から平方根とか、連立方程式とか、空間図形とかに1ミリも接していないと全部きれいさっぱり忘れてしまっていました。
思い出せないから解けない。公式がわからない。
30過ぎて数学の勉強するなんて思ってもみませんでした。
中学3年間を網羅したドリルを購入し、中学1年の問題から地道に解いていきます。
また【語りかける中学数学】を参考書として読み解いていきました。
解説を読めばなんとなく思い出して解けるようになるのですが、どうにも効率が悪い。
そこで文明の利器に助けられます。
ユーチューバーとの出会い
ググっていると、youtubeで公開授業している動画をいくつか見つけましたが、その中でも群を抜いてわかりやすい授業の先生がいました。
ホワイトボードの字もきれいだし、説明もわかりやすく丁寧。
コメント欄でわかりにくいところの質問にもきちんと答えているのも好印象です。
これで今まで足踏み状態だった試験勉強が一気に理解できるようになって、どんどん解けるようになりました。
買っていたドリルはあっという間に解き終わり、2周目に突入。
同じ問題だと応用力がつかないので、試験二日前に知り合いの塾講師にお願いして、数学のプリントをいくつか分けてもらい、苦手なところを重点的に教えてもらいました。
これで準備は万端!
試験当日
当日は電車で職業訓練校へ向かいます。
服装は見学の時と同じスーツにお団子まとめ髪。化粧は濃すぎず。スリッパ(上履き)を持参するように書かれていたので、MUJIのバレーシューズを新しく用意して持って行きました。
私が希望した科は20人の定員に対し30人くらいの募集があり、20代から50代くらいまで、女性が8割くらいいたと思います。
50代くらいの女性はスーツではなく、小綺麗なスカートにジャケットのスタイルがほとんどでした。
試験はマークシート方式で、各科合同で一斉に試験を受けました。
国語はほとんど勉強せずに挑みましたがほぼ解けて、数学はyoutubeの授業で解いたのと同じ問題が出てラッキーでした。
全体的に中学3年生で出てくる範囲が多かったと思います。おかげで数学も全部答えを埋めることができたので、学科試験はひとまず安心。
面接試験
アガリ症なので上手く自分の思っていることを伝えられるか不安でしたが、顔が真っ赤になっているのを感じつつも、滞りなく受けることができました。
「なぜこの科を受けようと思ったのか」「ここで学んだことをどう生かしたいか」などなど、就職に関する質問が主だったと思います。
私は卒業後のビジョンを明確に持っていたので、どういう職種でどんな仕事がしたいか、勤務エリアなども具体的に伝えたのが良かったと思います。
職業訓練校は就職をするために学ぶ場なので、就職する気がない人や、単純に手に職をつけたくて(習い事感覚)で来る人には厳しいとこかもしれません。また、無料で授業が受けられるとか、通っている間にお金がもらえるからという理由だと当然ですがあまりいい印象はないと思います。
あくまで転職するために、ここでの学びが必要だから通いたい!と熱意を持って望むのがベストです。
最後に、何か質問はありませんか?と聞かれましたが、特になかったので「特にありません」と笑顔で答えて終わりました。
結果
試験から1ヶ月くらいで結果発表だったので、訓練校に張り出された合格者発表を見に行きました。
そしたら、私の番号がない!!!!一緒についてきた夫に「ない・・・」と言ってものすごく凹んで、凹んで、最後にもう一回確認したら・・・なんとありました。
単純に見落としていたのです。一気に有頂天になり、やったー!と言いながら小躍りして喜びました。
これで春から無職ではなく、無事訓練生として過ごすことができるのです!
結論として
試験は中学ドリルの内容を終わらせるだけで十分です。しかし、しっかり一通りやっておきましょう。数学が苦手な人も多いと思いますがドリルと参考書、そしてyoutubeを見て確認しておくと良いでしょう。
面接についてですが、本文にも書きましたが行く学科と訓練が終わった後に就職する会社とその仕事に対するビジョンを明確にする必要があります。なぜその訓練を受けたいのか、直感的にもそれはあなたの心を動かすものがあったからだと思います。
この機会にまとめて見ると良いですね。